皆様、こんにちは!くーです。
今日は、Youtuberとしても活躍なさっている高橋ダンさんの著書「お金の増やし方」を読んだ感想を書きます。ちなみに私は高橋さんを存じ上げていないのですが、登録者数20万人以上の超人気チャンネルだそうです。
投資の勉強を始めてからいくつかの本を読みましたが、ほとんどが株式投資に関する本でした。
今回の本は貴金属やビットコインを始めとするコモディティ資産、不動産や経済の基本事項などお金に関する様々な事柄について書かれている本です。
私は今は購入予定はありませんが、将来的には金をはじめとするコモディティ資産やREIT(不動産投資信託)をポートフォリオに組み込みたいと考えているため、この本を読みました。
色々と初めて知る事柄があり、大変読んでいて為になる本でした。
その中で、私が初めて知って勉強になったところと感想について書いていきます!
初めて知ったこと
米ドルの供給量と金の価格の関係
米ドルがたくさん供給されると金の価格が上昇します。
理由としては、現物資産である金はインフレ下で価値が発揮されるからです。
インフレ下では物価が上がるために、相対的にお金の価値が下がるため現物資産の金の価格が上昇するわけです。
そして、インフレは紙幣が大量発行されることで起こるため、現在の基軸通貨である米ドルが大量に供給されると金の価格が上昇するわけです。
最近ニュースでも金の価格が上がってきていることが報道されていました。
しかし筆者曰く、金の価格は米ドル供給量に対してまだまだ低いので、さらなる価格上昇が見込めるそうです。
不動産市場は株式市場の後に動く
不動産価格の底打ちから上昇への転換は、株式価格の底打ちから上昇が起こった2年後に始まる傾向があります。
実際にリーマンショックの際にはアメリカは2年半後、日本は1~2年後、ヨーロッパショックの際のユーロ圏では2年後に株式市場の底打ちの後の不動産市場の底打ちとなっております。
また、不動産価格の上昇が終わり始めるタイミングで新築物件の供給が急増することも不動産の特徴として挙げられるそうです。
ちょうど1年ほど前に起こったコロナショックを考えると、今は不動産投資のチャンスかもしれません。
経済とリンクした経済データとは
世界経済と株式市場の相関が高いことは自明です。
しかし、経済と株価は短期的には必ずしもリンクするわけではなく、株価は先行指数となります。
そこで、このタイムラグを解消する方法としてはチェックする経済指標を変えることが挙げられます。
例えば、購買担当者景気指数(PMI)というものがあります。
PMIとは、企業の購買担当者に新規受注や生産・雇用状況に関するアンケート調査の結果です。
読んだ感想
今はまだ資金力がないため、コモディティ資産を買うことはできませんが、将来買う時のための貴重な知識を得ることができました。
実際に、買えるようになる頃にはもういくつかコモディティ資産を専門で扱っている本を読む必要があるとは思いますが、概要をさっと勉強する分には十分だったと思います。
個人的には、第8章の習慣も役に立ちました。
Google翻訳の賢い使い方や、日ごろ話さない人とコミュニケーションを取るメリットなど、これから実践してみようと思える話がありました。
正直、私は時間がなく短期投資をするつもりがないので、前半部分の株式投資の辺りはポケーっと読んでいましたが、後半のコモディティ資産から習慣にかけては色々と考えながら読むことができました。
本のページ数自体も、それほど多くはなく休日にサッと読める程度で読みやすかったです。
以上、「世界のお金持ちが実践する お金の増やし方」を読んだ感想でした。これからは株式の勉強は変わらず続けていくと共に、他の資産の勉強も必要だと強く感じました。
それでは失礼します。
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