皆様はお金の勉強をしているでしょうか?私は、社会人生活に向けて、研究の合間に少しづつ勉強しています。
今日は、経済評論家として有名な山崎元さんの著書「図解 山崎元のお金に強くなる!」を紹介します。
この本、発売は2015年ですが今でもタメになる考え方が盛りだくさんでした!
この本を読むことで、お金との上手な付き合い方が身につきます。
48の論点に絞り、お金について広く勉強できます。
本のデータ
著者:山崎元
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
ページ数:112
そうだったのか、お金の常識!
年金・住宅・保険・老後……
「お金の不安」で間違えないために
知っておくべきお金の基礎知識48「銀行など〝お金のプロ〟に相談してはいけません」
「年金は破綻しません・目減りするだけ」
「将来のためにマンションを買ってはいけません」
「生命保険には入る必要はありません」…等々。
お金の素人が間違えがちな、大事なキホンを図解で分かりやすく教えます。
正しい知識を得て、お金に振り回されない人生を手に入れましょう!
<ディスカヴァー・トゥエンティワンより>
本の概要
48個のトピックスに分けて、お金に関する知識を解説している本書から、私が印象に残ったところを紹介します。
1.お金は目的ではなく手段。合理的に付き合おう
筆者はお金の定義とは、「自由を拡大する手段」と考えています。
それは、お金によって行きたいところに行くことができ、欲しい物を買うこともできるというようにお金によって欲求を叶えたり、家の修理や病気怪我といった不幸を退けたりすることができるからです。
つまり、私たちはお金が欲しいのではなく、お金によって得られるものが欲しいのです。
そのため、お金に「〇〇用」といった意味を持たせることはナンセンスであり、必要な場面では淡々と使うことが大切です。
といったある種当たり前のことが、言語化されることでなるほどと思いました。
2.個人向け国債(変動金利10年型)はインフレに強い!
筆者は無リスク資産の預け先として、国債をおススメしています。
その理由は、➀変動金利であること②ペナルティを払えば、元本で償還できること、です。
➀の変動金利であることの利点として、インフレ(金利の上昇)に強いことが挙げられます。
インフレとは、物の金額に対してお金の価値が下がることであり、実質的に銀行預金は損をします。
しかし、変動金利型の国債であれば、その時の金利の上昇に合わせて国債の金利も上がります。
また、②に示したように個人型国債は購入から1年を過ぎると、受け取った利息の2回分をペナルティとして払うことで満期以前に元本で償還ができます。
そのため、いざという時にも損をせずに、元本が返ってくるため、1年の拘束期間はありますが無リスク資産として使える訳です。
3.運用商品の「幕の内弁当」バランスファンドは割高
一般的には、自分で市場から様々な資産に投資をする方が手数料が安く抑えられるため、有利な投資となります。
そのため、投資信託を買う際には手数料に気を付ける必要があります。
近年、大人気の様々なアセットクラスに分散投資をするバランスファンドは、手数料が割高です。
バランスファンドのデメリットとしてさらに、運用の中身が把握しづらい点や、そもそものアセットクラスの割合を好きに決められない点も挙げられます。
当然、リスク資産を持っているのにそのリスクの中身がわかっていないのはよくありません。
また、アセットクラスの割合はその人の年齢や価値観、環境によっても異なるため、自分で判断すべきものです。
こう考えると、割安な各アセットクラスの投資信託を自分で考えて組み合わせて買うべきだと思いませんか?
本書は、48の論点に絞り、お金について広く勉強できる本です。
この本を読むことで、お金との上手な付き合い方が身につきます。
まずは本書を読んで、お金に関する幅広い知識を手に入れましょう。
コメント