経済の本って難しいですよね…
今日は、髙橋洋一さんの著書『【図解】ピケティ入門 たった21枚の図で『21世紀の資本』は読める!』を紹介します。
本書は、r>gでお馴染みのトマ・ピケティ著『21世紀の資本』の解説書になります。
歴史的、統計学的視点から「常に資本利益率(r)が経済成長率(g)を上回る」と主張するトマ・ピケティ氏の名著『21世紀の資本論』728ページを要点に絞り160ページにまとめられています。
そのため、サクサクと読むことができます。
長くて難しい『21世紀の資本』をパラパラと簡単に読んで、要点を理解できます!
『21世紀の資本』を読もうとしたが、その分厚さから諦めた方はいませんか?
実は、私もその一人です(笑)
そのため、まずは解説本から読んでみようと思い、本書を読みました。
本書のデータ
著者:髙橋洋一
出版社:あさ出版
ページ数:160
『21世紀の資本』主席訳者 山形浩生氏推薦!
「やっと出た、『21世紀の資本』のまともな解説本!」728ページにもおよぶ、歴史的な大作『21世紀の資本』。
ただ、本当に重要な21枚の図がわかれば、 効率的かつ的確に読み解くことができるのです!あの高橋洋一が解説する『21世紀の資本』とは?いったい『21世紀の資本』のどこを読み、何を読み取ればいいのかが、わかります!社会科学系の学者たちが書評などを通じて表した批評への、
ピケティの返答集(2014年12月時点日本未翻訳/要約)も掲載。
<あさ出版>
本書の概要
本書は以下の3章構成となっております。
1. 21枚の図で『21世紀の資本』を読んでみよう!
本章では、タイトルの通り21枚の図を用いて、21世紀の資本の核となる部分の解説を行っております。
各図の解説を始めるまえに、結論から書かれているため、とても読みやすくなっております。
また、少し難しい単語も登場しますが都度説明があり、コラムという形で概念の紹介もあります。
3章構成とはなっておりますが、この章が本書の3/4以上を占めています。
2. 結局のところ、ピケティは何を言いたいのか?
本章では、トマ・ピケティの真意や『21世紀の資本』が経済学の中でどのような立ち位置なのかを筆者が解説してくれます。
3. 『21世紀の資本』その先の可能性ーピケティからの「返答集」
この章では、『21世紀の資本』出版後にトマ・ピケティ氏が投稿した論文の内容について紹介しています。
長くて難しい『21世紀の資本』をパラパラと簡単に読んで、要点を理解できます!
しかし、トマ・ピケティ氏の主張と筆者の主張が混在するため、その点に関しては注意深く読む必要があります。
とはいえ、『21世紀の資本』の要点をつかむにはちょうど良いくらいの量です。
世界的ベストセラー『21世紀の資本』を読む前に、本書で要点をつかんでいきませんか?
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