私の読んだ本の紹介~「1日ごとに差が開く 天才たちのライフハック」著:許 成準~

皆様、こんにちは!くーです。

今日は、世の中の偉人達の習慣から学びを得られる「天才たちのライフハック」を紹介します!

この本は、偉人たちの習慣から成功するための秘訣を学び取るという目的で書かれた本です。

そのため、よく知っている偉人たちの知らなかった習慣が書かれており、学びを得られるだけではなく読み物としての面白さもありました!

ぜひ、読んでみて欲しいと思います。


 

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本の概要

“「圧倒的な成功を収めた<天才>と言われるような人と、普通の人との違いは何だろう?”
「はじめに」より 

より始まるこの本の作者は、成功を決める要因をある程度は先天的な要素によって決まり、またある程度は後天的な要素によって決まるものと思っている。

また、文中でも紹介されているように知的能力の60%は先天的なものであり、40%が後天的なものであるという研究もある。

このように、生まれながらの天才もいるが後天的な素質の開花による成功者もいることから筆者は

“今から先天的な要素を鍛えることはできないのだから、現在の私たちは後天的な要素を最大限に高めるしかない”
「はじめに」より

と述べている

では、その成功するために必要な後天的な要素とは何なのか?

これについて書かれたのが本書となります。

筆者は〝まだはっきりと証明されたわけではないが〟と前置きをしつつ、『習慣』がもっとも有力であると指摘しています。

“最近では、毎日の小さな行動で、人生に大きな変化をもたらすテクニックを「ライフハック」と読んでいるが、圧倒的な成功を収めた天才たちが、ライフハックに使った道具こそ、習慣だったといえる。

そこで本書では、古今東西の天才たちが駆使してきたライフハックー習慣に焦点を当てた。”

ということで本書では、天才たちのライフハックが88個、全5章に分けて紹介されています。

ということで、各章で私が一番気になったライフハックを一つづつ紹介します!

第1章 集中力を強化するライフハック

立って働く アーネスト・ヘミングウェイ(1899~1961)

“ヘミングウェイはタイプライターで小説を書いていたが、そのタイプライターはスタンディングデスク(立って作業するようになっている机)の上にあった。
なぜこのような執筆スタイルをとっているのかというと、まさに短く、簡潔な文体を追求するためだという。”

実際に立つことで、頭脳が活性化されて集中力が高まるといった研究もあるそうで、「スタンディングオフィス」を導入する企業もあるほどです。

立つだけで、作業が効率的になるならぜひ実践してみたいと思った内容でした。

第2章 アイデアが湧いてくるライフハック

感動は隠さず表に出す スティーブ・ジョブズ(1955~2011)

“筆者が考えるジョブズの本質を見せてくれる奇妙な習慣は「常に泣いていた」ことだ。
あまり知られていないが、彼は感情的になるとすぐ泣いていた。
ー中略ー
彼はこう言っている
「私はたびたび、完璧な純粋さー純粋な霊魂と愛ーの中に私がいることを感じる。そのとき、私はいつも泣く”

このジョブズの習慣に驚くと同時に、筆者が述べているApple製品の感触や直観的な作業性に繋がっているといった旨の記述がスッと理解できました。

自分の感性や感動に従って生きることも大切であると学びました(TPOはわきまえる必要はあると思いますが…😅)。

第3章 仕事の生産性を上げるライフハック

苦労をせずに結果を出す方法を考える 鳥山明(1955~)

“『ドラゴンボール』はたいてい地球侵略にやってきた異星人たちが、核兵器以上の強力なエネルギーで、都市という都市を破壊してから主人公たちと戦闘をはじめるが、それは鳥山が建物などを描くのが面倒だからである。
未来都市の細部にこだわって描写していては手間がかかって仕方がない。都市を完膚なきまでに破壊されていれば廃墟を登場させれば良いし、異星人たちの残忍性とパワーを読者に印象付けられることもできて一石二鳥である。”

話の本筋と関係のないところを省略するだけでなく、それすらも何かに活かすという考え方はぜひ参考にしようと考えました。

努力することが大事でがむしゃらに頑張るのが美徳だと考えている節が私にはあるため、「最小の努力で最大の結果を出す」という考え方は心に留めておきたいと思います。

第4章 ストレスに打ち勝つライフハック

たびたび目を閉じる ポール・ゴーギャン(1848~1903)

“「私は見るために目を閉じる」
これはゴーギャンが残した有名な言葉である。これは、彼が画家だから特に印象に残る習慣だ。ゴーギャンはこの習慣について、手紙に書いている。
「私は目を閉じて、私の前で広がる、定義しにくい無限の空間の中の夢を見ます」
ー中略ー
つまり、できるだけ人物の内面を表現しようとした。”

この目を閉じるという習慣には、脳の中で心理を安定させるα波が発生するという効果があります。

これは数秒間目を閉じるだけでも、効果を得ることができます。

この目を閉じる習慣はスポーツ選手にも見られる習慣であり、メンタルトレーニングの一環として取り入れられています。

私も何かに集中する時には、その前に目を閉じるという動作を取り入れてみようと思いました!

第5章 学び、自らを高めるライフハック

文系は理系の 理系は文系の知識に触れる ヴィタリック・ブテリン(1994~)

“イーサリアムを作った人は、自分の正体を隠さなかった。ヴィタリック・ブテリンこそ、その仮想通貨を作った天才プログラマーだ。
ー中略ー
ブテリンの特別な習慣は、本業は理科系の仕事だが、片手間に文科系の仕事や勉強をすることである。
ー中略ー
ブテリンが趣味で取り入れた文科系の知識は、彼の収めた成功にもかなり貢献したと思われる。なぜなら、仮想通貨とブロックチェーンは、社会のシステムの多くの部分を代替する技術だから、経済学などについての洞察が不可欠だからだ。”

他の分野を学ぶことで、自分の分野との組み合わせで、新しいものが生み出せるということがわかりました。

また、脳は同じ種類の刺激が続くと、やがて反応が鈍くなっていくと言います。

そのため、他分野の勉強は脳をリフレッシュする上に、新しいものを生み出す源泉になるということがブテリンの例から学べますね。

読んだ感想

まず読み物として面白い上に、1人の偉人に対して4~8ページ程なので読みやすさもありました。

面白い×読みやすいでサクサク読み進めることができます。

また、偉人の習慣を学べるだけではなく、偉人の小話も書かれているため教養も少し身に着きます。

例えば、私の好きな映画シリーズのマーベル登場人物の一人であるトニー・スタークのモデルがテスラやビットコインで有名なイーロン・マスクであることを初めて知り、びっくりしました。

もちろん、自分の成功に繋がる「習慣」に関する88個もの学びがあるのも良いポイントです!

最近読んだ中では、一番人に薦めたくなった本でした。

ぜひ読んでみて下さい!

 


 

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