こんにちは、くーです。
本日は、ビジョナリーカンパニーシリーズで有名なジム・コリンズさんの著書『ビジョナリー・カンパニーZERO ゼロから事業を生み出し、偉大で永続的な企業になる』を紹介します。
本書は、ビジョナリーカンパニーシリーズが執筆される前の1992年にジム・コリンズさんが執筆し、日本語訳されていなかった「Beyond Entrepreneurship」の改訂版のようです。
そのため、紹介文ではビジョナリーカンパニーの原点と言われていますね。
また、紹介事例もアップルを追い出される前のジョブズや3M、IBMなど少し古いな~と感じる物が多かったです(笑)
本の概要
著者:ジム・コリンズ、ビル・ラジアー
出版社:日経BP
ページ数:566
【概要】
世界1000万部超ベストセラーシリーズ『ビジョナリー・カンパニー』の原点で最新刊!本書『ビジョナリー・カンパニーZERO』は、『ビジョナリー・カンパニー』シリーズが発行される前の1992年にジム・コリンズが記し、日本語訳されずにいた名著『Beyond Entrepreneurship』の改訂版。まさに、ビジョナリー・カンパニーの原点だ。
◆ネットフリックスCEOなど大絶賛の声が続々!
「本書は誰よりもどの本よりも、私のリーダシップを一変させてくれた。10年以上この本を読み返した。起業家なら、86ページ分を暗記せよ」
リード・ヘイスティングスNETFLIX共同創業者兼CEO
「自分の白いキャンバスにゼロから絵を描き人生を切り開こうとする人に、パーパス、ミッション、ビジョンなどのコンパスや道標を授け、「幸運は諦めない者に訪れる」ことを再認識させてくれる名著だ」
田中仁 ジンズホールデイングス代表取締役CEO
「『ビジョナリー・カンパニー』シリーズの集大成であると同時に、原点でもある本で、シリーズ全体を体系的に学ぶことができる。すべての起業家、経営者、組織のリーダーにお薦めします。人生で何度も読み返したい素晴らしい本」
小林清剛 起業家
◆スタートアップや中小企業が「偉大な企業」になるために必要なことを解説
偉大で永続的な企業になるために必要ことを1冊に凝縮してまとめた。誰と一緒に仕事をするか、リーダーシップ・スタイル、戦略、戦術をどうつくるか、パーパスやミッションなどをどう決めて実行するか重要になる。「偉大な企業」とそうでない企業との違い、規模が小さいうちから考えておくべきことなど、時代を超えて重要な内容が理解できる。
◆ジム・コリンズとビル・ラジアーの教えの例
・偉大な企業という目的地があるわけではない。ひたすら成長と改善を積み重ねていく、長く困難で苦しい道のりだ。高みに上り詰めると、新たな課題、リスク、冒険、さらに高い基準を探す。
・企業が追跡すべきもっとも重要な指標は、売上高や利益、資本収益率やキャッシュフローではない。バスの重要な座席のうち、そこにふさわしい人材で埋まっている割合だ。適切な人材を確保できるかにすべてがかかっている。
・起業家の成功は基本的に「何をするか」ではなく「何者であるか」によって決まる。
・真のリーダーシップとは、従わない自由があるにもかかわらず、人が付いてくることだ。
・重要ポストにいる人物を交代させると決めたら、「厳格であれ、非情になるな」と自らに言い聞かせてほしい。勇気と人情味を併せもつことが必要だ。
・失敗についてどう考えるべきか。成功というコインの裏面は失敗ではなく、成長だという考えに至った。
<公式ページより>
本の感想
リーダーに必要な考え方がわかる
本書は偉大な企業になるための一歩を踏み出したスタートアップや中小企業のリーダー向けに書かれております。
そのため、リーダーとして必要な心構えや考え方が多く書かれておりました。
どこが大事かと言われると、全部覚えておきたいと感じるほどでした。
そんな中でも特に覚えておかなければと感じたのは、「リーダーシップとは、メンバーにやらなければならないことを、やりたいと思わせるスキル」といった内容です。
自分がリーダーとなる場面では、常にこの考え方を思い浮かべたい考え方です。
また、コーチングスキル等にも触れられており、自分がリーダーシップを発揮する場面でもう一度読み直すと決めました。
成功のために必要な物
「失敗は成功のもと」といった言葉がありますが、本書では「成功と失敗」といった考え方ではなく、“成功と成長”で考えています。
ただただ試行回数を増やして失敗するのではなく、失敗から学び成長するまでがワンセットであることを改めて学びました。
挑戦する行動力が大切なのは言わずもがな、失敗した場合には真摯に受けとめ、成長に繋げるマインドセットを得られるようになりたいと感じました。
会社組織における重要なポイント
会社を運営する際には、以下の順に決めることが大事。
ヴィジョン⇒コアヴァリューと理念⇒パーパス⇒ミッション⇒戦略⇒戦術
左のものほど不変の考え方を決める必要があり、右のものは左側のコアを受けつつ、柔軟に変えていく必要がある。
各々についての詳しい記述があり、組織を動かすうえでの大切な考え方が書かれていました。
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