私の読んだ本の紹介~「幸せになる勇気ー自己啓発の源流「アドラー」の教えⅡ」著:岸見一郎、古賀史健(後編)

皆様、こんにちは!くーです。

今回は前回の続きである、「幸せになる勇気」の要約の続き及び感想を書いていきます!

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要約の続き

第四部:与えよ、さらば与えられん

アドラー心理学では、すべての悩みは対人関係にあると考えております(「嫌われる勇気」参照)。

そして、本部ではこの悩みが「人生のタスク」というものに立ち向かうことで解決することができ、さらには、すべての喜びもまた、人間関係つまりは人生のタスクから生まれると語られています。

そんな人生のタスクとは以下のものです。

➀仕事のタスク=仕事の関係
②交友のタスク=交友の関係
③愛のタスク =愛の関係
これは下に行けば行くほど深い関係となります。また上記しましたが、人生のタスクとは対人関係のことなので「○○のタスク」=「○○の関係」と言い換えることができます。
本部では、さらに仕事・交友のタスクについて議論を深めていきます。
この2つの大きな違いは「信用」「信頼」の違いです。
「信用」とは、相手の事を条件付きで信じること
「信頼」とは、他者を信じるにあたって、いっさいの条件をつけないこと

これらの違いを踏まえて、

仕事の関係とは「信用」の関係であり、交友の関係とは「信頼」の関係となります。
そして、「信頼」の関係を結ぶためには自分の方から相手を尊敬し信頼しなければならない。つまり、「与えよ、さらば与えられん」となるわけですね。

第五部:愛する人生を選べ

最終部では、この本の大きなテーマである「愛」について語られます。

第4部でも出てきた、愛のタスクに立ち向かうことで、共同体感覚にたどり着くことができる。というのがこの部の結論です。

愛のタスクに立ち向かうこととは、愛する「あなた」と「わたし」から脱却し、人生の主語を「わたしたち」に変えることです。

これにより、自分が共同体の一部であるという感覚、つまりは共同体感覚になるということなんですね。

ここで、アドラー心理学における愛とは「2人で成し遂げる課題」であり、自立とは「自己中心性からの脱却」であるとわかります。

そして、この本では全体のまとめとして以下のような文が語られています。

“われわれは他者を愛することによってのみ、自己中心性から解放されます。他者を愛することによってのみ自立を成しえます。そして他者を愛することによってのみ、共同体感覚にたどりつくのです。”

感想

前作と比べて、前向きな印象を受けました。

私の中で、「嫌われる勇気」は課題の分離の考え方が強く残っているせいか「私は私、あなたはあなた」のような印象がある本でした。

対して、本作は共同体感覚や他人との関係の中での自立に焦点が当てられており、人間関係を良くすることが幸せにつながるという前向きなメッセージを受け取ることができました。

特に、こちらから相手を尊敬し信頼し愛するという姿勢は、今後意識していきたいと一番思ったポイントでした。

今まで読んだ本でも行動力の大切さが書かれている本が多く、人間関係でもこれは当てはまるのではないかと考えています。

そのため、人間関係をより良くしていくためにもしっかりと「人生のタスク」に自分から立ち向かって、自らの人生を自分で作っていきたいと思います。

 


↓前作「嫌われる勇気」です。


 

以上、「幸せになる勇気」を読んだ要約と感想でした。たまには、こういう自己啓発本と呼ばれるものを読むのも良いですね!読む前と比べて、人間関係に対して前向きになれました。

それでは、失礼します。

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