私の読んだ本の紹介~「お金か人生か ー給料がなくても豊かになれる9ステップ」著:ヴィッキー・ロビン/ジョー・ドミンゲス~

皆様、こんにちは!くーです。

今日は、アメリカのFIREムーブの火付け役「お金か人生か ー給料がなくても豊かになれる9つのステップ」を紹介します。

最近よく聞くようになった「FIRE」の原点と言われる本です。

初版が1992年にアメリカで発売され、昨今のFIREブームによって、ついに日本語訳がされました!

内容としては、お金の定義から“本当の”給料、最適な支出について学ぶことができます

これを読むことで、本当の意味でお金に詳しくなれます!

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本書の概要


タイトル:お金か人生かー給料がなくても豊かになれる9ステップ
原著タイトル:Your Money or Your Life

著者:ヴィッキー・ロビンソン/ジョー・ドミンゲス
訳:岩本正明
<あらすじ・内容>
FIREはこの本から生まれた!1日のほとんどを仕事に費やし、稼いだお金で散財する
アメリカ人の価値観を転換させた大ベストセラーがついに登場スマートな質素倹約×クールな仕事選び×クレバーな投資で
本当の富を手に入れる!本書はアメリカの若者にFIREムーブメントを引き起こした話題の1冊です。
ほとんどの時間を仕事に費やし、稼いだお金を散財する。
そんな日々に疑問を感じ、生活を変えたいと思っている人にお勧めです。
経済的自立を達成することを最終的な目標とし、
そこに至るためのプロセスを9つのステップに分けて詳しく解説します。〈主な目次〉
イントロダクション第1章 お金という罠――時代遅れのロードマップ
 ステップ1 過去に折り合いをつける
第2章 お金の概念は変わった
 ステップ2 現状把握――生命エネルギーの使い道を調べる
第3章 いったい何に使っているの?
 ステップ3 毎月の支出表
第4章 いくら使えば十分? 幸福を追い求める
 ステップ4 あなたの人生を根本から変える3つの質問
第5章 目に触れられるようにする
 ステップ5 生命エネルギーを可視化する
第6章 少額の資本でアメリカンドリームを
 ステップ6 生命エネルギーを大切にする――支出の最小化
第7章 好きだから? お金が欲しいから?――生命エネルギーを大切にする
 ステップ7 生命エネルギーを大切にする――収入の最大化
第8章 着火――収入と支出のクロスオーバーポイント
 ステップ8 資本とクロスオーバー・ポイント
第9章 どこにお金を投資する?
 ステップ9 経済的自立に到達した後の投資

本書の内容

1.お金とは?

本書では、お金=『生命エネルギー』という定義づけがなされています。

生命エネルギーとは、“人生の時間を差し出して、手に入れるもの”と書かれております。

つまり、お金とは時間の対価として手に入れているのです。

こう聞くと、「もらえるお金」÷「労働時間」で計算される、時給のことだと思ってしまいますが、それは間違いです。

私たちの時間の対価は『実質時給』で計算できます。

実質時給とは、「もらえるお金 ー 仕事がらみの支出」÷「労働時間」です。

「仕事がらみの支出」とは、仕事着や仕事でのストレス発散のための出費のことです。

仕事によって発生する支出は、ちゃんと除いて時給を計算しましょうという着眼点はおもしろいですね。

これによって算出された『実質時給』を用いて、物の価値を判断しましょうというのが筆者の主張です。

例えば、『実質時給』が1000円の場合、5000円の服が欲しいと思った時は、その服に5時間分の労働の価値があるか、今一度考えてみようということです。

2.十分を知る

実質時給』の考え方を知った次は、『十分』を知りましょう。

人間には、収入の「満足度曲線」というものがあります。

これは、収入が上がれば上がるほど幸福になるのではなく、ある所で幸福度は頂点になり、それ以上は収入が上がっても幸せにはならないという物です。

これは、時間が関係していると思いました。

昇給するということは、その分だけ責任や仕事量が増え、仕事に掛ける時間やエネルギーが増えるからです。

そのため、『十分』(=「満足度曲線」の頂点)を知ることで、本当に欲しい物・必要なものはしっかりとあり、それを楽しむだけの時間もちゃんとある生活を楽しむことができます

3.自分の人生を生きるための仕事とは?

最後に仕事についてです。

皆様は、研究で導き出された、人間が生きていくうえで必要な最低限の仕事量が1日何時間かご存じでしょうか?

それは、1日3時間です。

我々は雇用の権利を手に入れたかわりに、併せて長時間労働を課せられるようになりました

それにより、地元コミュニティというものが消え、会社に所属感を求めるようになっていきました。

こう聞くと、学校を出て会社に勤めるというのが作られた流れだというのがよく分かりますね。

ここで、筆者は「仕事」=「お金を貰うこと」ではないと述べています。

「仕事」とは、「生産性を持った活動のこと」です。

本書では、人生の目的と調和する仕事を始めることを薦めています。

つまり、仕事は雇われ仕事をするのではなく、自分に軸を置いた仕事をするべきだということです。

その実例が本書には載っていますので、ぜひ読んでみて下さい。


 

この本を読むことで、お金の本質に詳しくなれます!

「スマートな質素倹約」×「クールな仕事選び」×「クレバーな投資」で豊かな人生を手に入れましょう。

そのためにまずは、お金との関わり方を変える9つのステップの1つ目、収入と資産の把握から初めてみましょう!


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