センスが無くて、発表用のスライド作りが嫌だ―!という方いませんか?私もそうです(笑)
今日は、そんな方にオススメの森重湧太さんの著書「一生使える見やすい資料のデザイン入門」を紹介します!
この本を読めば、“見やすい”発表スライドの作り方がわかります!
スライド作りはセンスだと思っていませんか?実は見やすい資料を作る方法はあるんです!
私は理系の修士学生という立場柄、研究の発表をする機会が多く、パワーポイントで資料作りをする機会がよくあります。
教員からスライドがわかりづらいと言われることが多かったため、何かないかと探していた所、この本と出会いました!
本のデータ
著者:森重湧太
出版社:(株)インプレス
ページ数:176ページ
本書では、Webのスライド共有サービス「SlideShare」での累計閲覧数220万超えの人気スライド「見やすいプレゼン資料の作り方」をベースに、「これさえ覚えておけばOK!」という実務で役立つ最低限のデザインのポイントを解説。ビフォー→アフターの大きな作例を見ながら、誰でも簡単に見やすい資料作りのコツを習得できます。作例はビジネスでの使用頻度が高いパワーポイントのスライド資料を使用。巻末には、さまざまな資料のよくあるシーン別資料集も掲載。今まで誰も教えてくれなかった、見やすい資料作りの「ちょっとしたコツ」が満載です。
<インプレスブックスより>
本の概要
1. KISSの法則を意識
KISS(Keep It Short and Simple)の法則というものがあり、これは「短く、シンプルに」という意味です。
長い文章や、複雑な文言は簡単に理解ができず、聴衆が発表についていけなくなる原因になります。
そのため、筆者はKISSの法則を意識したスライド作りを提言しており、具体的には3つの実践方法に落とし込んでいます。
➀情報は凝縮する
人は長い文章と短い文章なら、当然短い文章の方がすぐに理解できます。
プレゼンの場合、スライドに書く内容としては「結論のみ」にし言い切ることがポイントです。
補足はスライドに書かずに、口頭で説明しましょう。
②「体言止め」でとにかく短く、強く
「体言止め」とは、“名詞や代名詞で終わる文章”を作るということです。
スライドのように読ませるよりも、「見せる」必要のあるものにはこの体言止めが向いています。
余分な表現や動詞は抜いて、キーワードだけに絞りましょう。
③必要性の考察
最後に、“それって本当に必要?”と考えるクセをつけましょう。
特に多いのが、かっこいいからや綺麗に見えそうという理由で本題と関係のない、図や画像、デザインを入れていることが多いです。
やめましょう。
2. 基本デザインはルールに従う
本書では、2章で「資料が見やすくなるデザインの基本」を紹介しています。
その中で、私がためになったものをいくつかピックアップします!
➀フォントはメイリオが最適
この項目で、太文字に対応しているフォントと対応していないフォントがあることを初めて知りました。
当然、太字対応していない文字を無理やり太字にすると潰れたような印象を受けます。
そのため、筆者は視認性が高く、はっきり見え、Windows標準搭載の上、太字対応のメイリオをおススメしています。
②数字は大きく!単位は小さく!
数字は物事を説明する上で、大切な要素です。
そんな数字を目立たせるために、数字を大きくし、後ろの単位を小さくすることでメリハリをつけて目立たせるというテクニックです。
これは良い!と思い、私はさっそく研究発表の資料に反映させました(笑)
③オブジェクトの枠線は太くしない
四角囲いなどに枠線をつけて、目立たせることはやってしまいがちですが、これは隠された罠だそうです。
人間は物を輪郭から認識し、その後中身を認識するそうなので、輪郭が目立つとそちらに意識がいってしまいます。
輪郭に意識が奪われないように、背景は塗りつぶすか、背景に色をつけずに細い枠線で囲いをつけるようにしましょう。
上記のように、様々なスライド作成の際の基本ルールが載っています。
私は大学入学の際に読んでおきたかったなと思いました。
ちなみに、筆者の作った初心者用のプレゼン資料の作り方をslideshareで見ることもできます。
URL:https://www.slideshare.net/yutamorishige50/how-to-present-better
この本と上記のスライドを読めば、“見やすい”発表スライドの作り方がわかります!
実際にこの本を手に取り、デザインルールの従ってスライド作成をしてみて下さい!
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