皆様、こんにちは!くーです。
今日は、巷で話題のFIREに関する著書「FIRE 最強の早期リタイア術」について紹介したいと思います。
FIREとは「Financial Independence Retire Early」の頭文字を取ったもので、経済的自立と早期退職という意味です。
仕事を辞めたいけれど、お金がなければ生きていけないという現状の中で、この概念および言葉が徐々に広まっていったようです。
この本は、そんなFIREの第一人者と言われる方が書かれた本なので、FIREに興味のある方はぜひ読んでみて下さい!
本の概要
この本ではお金に縛られないための、お金の稼ぎ方・貯め方・使い方がたくさん書かれております。
中でも、私が気になった点をかいつまんで紹介したいと思います。
欠乏マインドの必要性
筆者は貧困の中で過ごすことによって欠乏マインドを獲得し、この欠乏マインドの存在によってFIREにたどり着けたと語っています。
では、この欠乏マインドとは何なのでしょうか?
欠乏マインドとは、“何かが不足しているとき、それはあなたの生活において最も重要なものになります。”と語られています。
つまり、自分が欲しているものしか目に入らなくなることです。
私の体験談で例えると、ゲームが欲しくて周りの目や他の欲しい物のことは忘れて、親にひたすら駄々をこねているような状態のことです。
よく、視野が狭くなるのでこのような状況に陥ることは否定されることが多いですが、彼女はこの欠乏マインドのおかげで下記3つの教訓を得てFIREの道にたどり着きます。
②お金は、犠牲を払う価値のあるものです。
③お金は、血を流して得る価値のあるものなのです。
4%ルール失敗への対策
4%ルールというものをご存じでしょうか?
4%ルールとは、海外の大学での研究論文が基になっており、95%の人は年間の引き出し額が投資ポートフォリオの4%と等しい額であれば、毎年4%を引き出し続けても元本割れしないというものです。
つまり、年間の生活資金が自身の投資ポートフォリオの4%に収まれば、95%の確率で投資ポートフォリオの切り崩しだけで生活できるということです。
私はこれを知っていたため、徐々に株式投資を始めたのですが95%という数字に安心して残りの5%になる確率と言うのを考えていませんでした。
しかし、彼女は残りの5%にならないために、「現金クッション」と「利回りシールド」という方法を考えました。その内容は以下の通りです。
・利回りシールド…ETFが支払う分配金(配当と利子)のことで、資産を売却することなく現金が手に入る
感想
この本を読んで、綿密な計画力とそれを確実に実行する実行力の2つが彼女たちがFIREできた要因だと感じました。
しっかりと調査をすることで情報を集め、自分の頭で考えて戦略を練る。
さらに、それを確実に実行に移す。
書くのは簡単ですが、実際にこれらの行動を起こすことは大変難しいことです。
特にFIREを目指すとなると、長期的な戦いとなるため最初のモチベーションだけでは長続きしません。
彼女には経済的不安に対する欠乏マインドがあり、聡明なパートナーがいたため、モチベーションの維持ができました。
私は漠然とFI(経済的な自立のみ、仕事は細々と続けたい)したいと考えているだけで、モチベーションも戦略も全く固まっていません。
本気でそう思えるようなマインドセットや戦略を考える必要性に気づかせてくれた一冊でした。
以上、「FIRE 最強の早期リタイア術」を読んだ感想でした。他にも、海外で暮らすメリットなど面白いトピックスが多々あったのでぜひ読んでみて下さい!
それでは、失礼します。
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