私の読んだ本の紹介~「チーズはどこへ消えた?」著:スペンサー・ジョンソン~

何か思いがけない出来事が起こった時、あなたはどうしますか?

今日は、スペンサー・ジョンソンさんの著書『チーズはどこへ消えた?』を紹介します。

変化が求められるこの時代、それでも変化するには不安が付きまといますよね。
そんな時に勇気が貰える本です!

これからの社会に不安を持つ若者が読むべき本でした!!

本のデータ


タイトル:チーズはどこへ消えた?
著者:スペンサー・ジョンソン
出版社:扶桑社
ページ数:96
【概要】
迷路のなかに住む、2匹のネズミと2人の小人。彼らは迷路をさまよった末、チーズを発見する。チーズは、ただの食べ物ではなく、人生において私たちが追い求めるもののシンボルである。
ところがある日、そのチーズが消えた!ネズミたちは、本能のままにすぐさま新しいチーズを探しに飛び出していく。ところが小人たちは、チーズが戻って来るかも知れないと無駄な期待をかけ、現状分析にうつつを抜かすばかり。しかし、やがて一人が新しいチーズを探しに旅立つ決心を・・・。
IBM、アップル・コンピュータ、メルセデス・ベンツ等、トップ企業が次々と社員教育に採用。単純なストーリーに託して、状況の変化にいかに対応すべきかを説き、各国でベストセラーとなった注目の書。880円でアナタの人生は確実に変わる!
<扶桑社より>

本書について

1. 本の内容

二人の小人「ヘム」と「ホー」、および二匹のねずみ「スニッフ」と「スカリー」は食料のチーズを迷路の中で探し回っていました。

ある日、ついにチーズステーションCという場所で大量のチーズを見つけます。

しばらくは、大量のチーズで幸せな二人と二匹でしたが、ついにチーズが無くなってしまいます。

二匹のねずみはすぐに次のチーズを探しに出かけました。

ところが、小人の二人は、チーズが消えた原因や待っていれば、いずれチーズが復活するという希望から、次のチーズを探しには出かけません。

それからしばらくの時間が経ち、小人の1人「ホー」はチーズを探しに行こうと「ヘム」に声を掛けます。

しかし「ヘム」は、一歩も動きません。

そのため、「ホー」は勇気を出して、一人で次のチーズを探しに出かけます。

この新たなチーズ探しの中で、「ホー」は挑戦することの意味と大切さを学んでいくのです。

ここからは、ぜひご自分で読んでみて下さい!

2. 変化への対応

登場人物毎に、チーズが無くなった際の対処法が違い、ここがこの本の肝となります。

〇小人の「ホー」
物事を慎重に考え、有事の際には最終的に勇気を振り絞って動き出せるタイプです。
本書は、そんな彼の心の葛藤や前に進んでいく姿を見ることで勇気が貰えます。

〇小人の「ヘム」
変化に対して臆病であり、現状維持に努めるタイプです。
物語では、最後まで最初のチーズの部屋に居ます。

〇ねずみの「スニッフ」
変化を敏感に察知し、物事の次を予測することで行動に移せるタイプです。
物語では、チーズの減少に気づき、チーズが無くなった際の準備をしていました。

〇ねずみの「スカリー」
何か変化があれば、すぐに次の行動に移すタイプです。
物語でも、チーズが無くなったことを知った瞬間に新たなチーズを探しに出かけます。

3. 感想

“変わらなければ破滅することになる”

本文中に登場するこの言葉が全てを表しています。

歴史(特に西洋史)が好きなため、歴史の本を読んでいるのですが、変化に適応できずに衰退・滅んだ国は数多く存在します。

特に、近代化の際にこの傾向は強く見られ、西洋で起こった産業革命からの波に対応できた国は主権が守られ繁栄しましたが、波に乗れなかった国々は悲惨な目にあいました。

日本もあわやアメリカの属国になりかけましたが、黒船来航を機に変化を受け入れることで列強の仲間入りをすることができました。

その後の第二次世界大戦での敗戦後にも、朝鮮特需や冷戦の荒波で柔軟に対応することで日本はメキメキと頭角を現しました。

私たちも今のチーズステーションに留まることを考え続けるのではなく、新たなチーズステージョンを探す勇気と行動力を持たなければと思いました。


これからの社会に不安を持つ若者が読むべき本でした!!

変化が求められるこの時代、それでも変化するには不安が付きまといますよね。
そんな時に勇気が貰える本です!

変化は避けられません。変化に対応する勇気を持つために、本書を読んで勇気を持ちましょう!

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