皆様、こんにちは!くーです。
前回に引き続いて投資に関する本である、「毎月3万円で3000万円の「プライベート年金」をつくる米国つみたて投資」という本を読みました。
前回は投資全般の考え方や、投資指針に関する内容が書かれており、どちらかというと抽象的な本でしたが、今回の本は具体的な目標や株式投資信託(以下、投信)に関する情報と考え方が書かれた具体的な本でした。
それでは、私が注目したポイントについて書いていきます。
資産形成には積み立て投資
本書の結論は、タイトルにあるように米国株式市場に連動する様な投資信託への積み立て投資をせよ。ということです。
そして、本文中には大きく分けて2つの枠組みがあります。
それは「なぜ、米国なのか?」と「なぜ、長期積み立て投資なのか?」というものです。
なぜ、米国株式なのか?
一言で表すと、先進国の中で唯一さらなる人口増加が見込めるからです。
まず、一つ大事なことは先進国であることです。
先進国の株式市場は安定しております。新興国は大きなスキャンダルや発展一つで株価が大きく乱高下します。
そのため、投資よりも投機(瞬間、瞬間での値の変化を読み取って儲ける方法)に近くなります。
そのため、長期投資においては“安定して”成長するであろう先進国の株式市場に対して投資するのが1番となります。
そこで、先進国に注目してみると、アメリカはこれからも人口増加が見込める唯一の先進国です。
経済成長には人口の増加が必要となります。それは、人口が増えないと新たな価値創出の機会が少なくなるからです。
そのため、先進国の中で米国だけが唯一人口増加している=唯一経済成長するということになります。
以上の理由から、筆者は米国への株式投資が良いと判断しております。
中でも、米国株式市場の主要な企業に満遍なく投資できる株式投資信託をオススメしております。
株式投資信託の説明は省きますが、S&P500または、NYダウに連動するインデックスファンドが良いと書いてありました。
なぜ、長期積み立て投資なのか?
上記の疑問の解答は2つあります。
複利効果
1つ目の理由は複利効果です。
複利効果とは、元本から得た利子に更に利子が付くことです。
つまり、元々のお金が新たなお金を生み出し、その新たなお金が、またまた新たなお金を生み出す。というようにお金がお金を生み出していくことです。
この複利効果は利子が発生すればするほど、その効果は大きくなるため、長期投資の方が短期投資に比べて、複利効果は大きくなります。
つまり、小さな元本から大きなお金を生み出しやすくなります。
ドル・コスト平均法
株式市場は当然ですが、株価が上がることもあれば下がることもあります。
当然、株価が低い時にたくさん買って高い時に売れれば儲かります。
しかし、素人にそれは難しいです。
そこで、生まれたのがドル・コスト平均法です。
毎月決まった日や、毎日、同じ値段で投信を買い続けるという方法です。
こうすることで、株価が高いときには少なく購入し、株価が低い時にはたくさん買えます。
これを“長期”で続けることで、自然と株価が低い時にたくさん買うということができます。
株価が高い時にも投信を買ってしまうため、大勝ちはできませんが、大きな株価の下落がない限りは大負けもしない方法です。
以上の理由から、長期の積み立て投資を筆者はオススメしております。
読んだ感想
アメリカ株式市場の特徴や、長期投資の良いところがしっかり書かれており分かりやすかったです。
また、為替の問題や最近話題の「つみたてNISA」や「iDeCo」についても書かれており勉強になりました。
最後には、筆者オススメの米国株式投資信託が載っており参考になります。
ただ、米国にフォーカスしすぎて、他の株式投信にどのようなものがあるのかや米国がずっと成長し続ける理由として人口増加だけで結論づけて良いものかと思いました。
以上、「毎月3万円で3000万円の「プライベート年金」をつくる米国つみたて投資」という本を読んだ感想でした。2冊続けて、投資関連の本を読んだ通り、最近、投資に興味を持っております。そろそろ、証券口座を開いて実際に金融投資をしてみようと考えております。また、投資を始めた際には記事を書いてみようと思います。
それでは、失礼します。
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