私の読んだ本の紹介~「GAFA next stage ガーファ・ネクストステージ 四騎士+Xの次なる支配戦略」著:スコット・ギャロウェイ~

投資熱が高まる昨今、皆様も“GAFA”という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?

本日は、スコット・ギャロウェイさんの著書『GAFA next stage ガアーファ・ネクストステージ 四騎士+Xの次なる支配戦略』について紹介します。

この本を読むことで、世界中で大きな権力を握るGAFAとそれに追随する+Xのビジネスモデル2種類が分かります!

さらに、コロナ後のビジネスモデルや次に狙われる“分野”が分かります!

Google, Apple, Facebook(現在はMeta),Amazon の頭文字を取って『GAFA』という呼び方を日本に定着させた本を書いた著者の最新作ということで読んでみました。
ちなみに、前作は読んでおりません。

本のデータ


タイトル:GAFA next stage ガーファ・ネクストステージ 四騎士+Xの次なる支配戦略
著者:スコット・ギャロウェイ
出版社:東洋経済新報社
ページ数:336
【概要】
「読者が選ぶビジネス書グランプリ2019 総合第1位」
「ビジネス書大賞2019 読者賞」
日本にGAFAという言葉を定着させた15万部のベストセラー
『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』著者最新刊!
コロナで肥え太った巨大帝国が「再び」世界を変える!
彼らは何を壊し、何を創るのか? 私たちは彼らの世界でどう生きるのか?
<東洋経済新報社より>

本の概要

GAFA+Xのビジネス手法に触れつつ、経済や政治の話まで膨らんでいます。

経営の本というよりは、筆者の社会の見方と提案が書いてある本です。

また、筆者はGAFAをネガティブに見ており、時折皮肉がありました(笑)

以下に、私の印象に残った部分をかいつまんで紹介します。

1. GAFAの成長とビジネスモデル

これまでの“ブランド”時代が終わり、次は“プロダクト”時代が来ると言われております。

その収益化方法には、2種類があり筆者はの二つに分けています。

青:製品に高付加価値を付け、原価よりも高く売る方法
赤:製品を安価(or 無料)で売り、得られるデータを利用してお金を得る方法
青の代表例としては、Appleが挙げられ、原価400ドルのiphoneを1200ドルで販売していますね。
他には、DidneyやNetflixなども挙げられます。
対して、赤の代表例がGoogleです。
アンドロイドは安価で購入できる代わりに、データを広告主に差し出しています。
他にも、広告収入で有名なYoutubeも赤のビジネスモデルと言えます。

2. 格差の拡大

GAFAは元々のビジネス領域から飛び出して、様々な領域のビジネスを始めた結果、周囲の企業を飲み込み、どんどん巨大化しています。

そして、そのしわ寄せは“他人”にきています。

例を1つ挙げてみましょう。

日本ではUber eatsで有名なUber、これは「他人からの搾取」によって成り立つビジネスです。

Uberのビジネスモデルで、フードデリバリービジネスであるUber eatsは配達用のバイクや自転車は一台も所有していませんし、タクシーの配車ビジネスであるUberもタクシー自体を1台も所有していません。

それは、“他人”に任せているからです。

そのため、Uber自体にこれらの管理費や維持費、保険料、ローンなどの諸費用はかかりません。

そのため、これらのリスクはギグワーカーが被り、場を提供しているUberはリスクを取らずに儲けることができるのです。

3. 次に狙われる分野

そして、本書ではGAFAに狙われる次の分野として、『大学』が挙げられています。

ここが本書で一番、興味をそそられた部分になります。

さて、どうして大学が狙われるかというと

➀旧態依然とした“ブランド”勝負
②提供価値は変わらないのに、授業料が過去40年で1400%UP
③コロナによるオンライン化

が挙げられております。

詳しくは、ぜひご自分の目で読んでみて下さい!


この本を読むことで、コロナ後のビジネスモデルや次に狙われる“分野”が分かります!

世界中で大きな権力を握るGAFAとそれに追随する+Xのビジネスモデル2種類が分かります!

これからも、GAFA+Xは成長し続け、貧富の差が広がることが予測されます。
この本を読んで、それがなぜなのかを理解しましょう!

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