皆様、こんにちは!くーです。
投資を始めて最初は「投資信託」という存在を知る方が多いと思います。
もう少し投資の勉強を進めると、ETFという単語に出会うことになります。
パッと見たり、聞いたりしただけでは違いがわかりづらいのが「投資信託」と「ETF」です。
そこで本日は、ETFと投資信託の違いと積み立てをしていくにはどちらが向いているのかを解説します!
ETFとは
ETFとは「Exchange Traded Funds」の頭文字を取ったものであり、日本語では「上場投資信託」と言います。
ちなみに、よく聞く「投資信託」と呼ばれるものは「公募追加型株式投資信託」と言います。
どちらも投資信託とつくように投資の専門家に自分のお金を預けて、投資方針に沿って預けたお金の運用をしてもらう商品です。
投資信託の前に『上場』と付いているのがETFのポイントで、証券取引所に上場しているため、株式と同じようにタイミングや買い方など、自由な売買が可能です。
イメージとしては、株式並みの自由度がある投資信託です。
ETFと投資信託の違い
それでは、ETFと投資信託にはどのような違いがあるのでしょうか。
上に書いた上場しているか、していないかの違いをはじめ、様々な違いがあります。
以下に基本的なETFと投資信託の違いをまとめてみました。
ETF | 投資信託 | |
価格 | リアルタイムで変動 | 1日1回基準価格が決まる |
購入方法 | 指値・成行で注文 | 申し込み後の基準価格に依存 |
売買手数料 | 必要 | ノーロードなら無料 |
保有手数料(信託報酬) | 低い | 高い |
最低購入価格 | 取引価格×売買単位 | 100円~ |
購入場所 | 証券会社 | 証券会社・銀行 etc… |
分配金自動再投資 | なし | あり |
ETFと投資信託、積み立てをするならどっち?
さて、最近流行の〖つみたてNISA〗など資産運用として、積み立て投資を始める人が増えております。
そこで、ここでは積み立て投資をするにはどちらが向いているのでしょうか?
結論、「投資信託」です。
なぜなら、積み立て投資をしやすい環境が整っているからです。
理由は以下の3つになります。
・自動の分配金再投資
・自動の定時定額買い付けサービス
ドルコスト平均法がしやすい
積み立て投資の際に必要となるのが、一定間隔一定額で同じ銘柄を買い続ける「ドルコスト平均法」になります。
このドルコスト平均法のみそになる「一定額」での買い付けがETFでの少額投資では難しいという問題があります。
理由➀最低購入価格
ETFでの最低購入価格は「取引価格×売買単価」となっています。
例えば、取引価格1700円で売買単価が10であれば、最低購入価格は
1700円×10=17000円
となります。そのため、ETFの最低購入価格は数千円から数万円します。
これに対して投資信託であれば100円から投資が可能です。
理由②ETFは口数買い付け
また、ETFでは一定額(例えば1000円、50000円など)で買うというのがそもそもできません。
取引価格×口数でしか買い付けができないため、できるだけ定額に近い口数で買うといった方法しか取れません。
そのため、例えば50000円積み立てでETFの取引価格が2月は10000円、3月は9000円と値動きがあっても
2月:10000円 × 5口 = 50000円
3月: 9000円 × 5口 = 45000円
と、せっかく値段が下がったのに購入できる口数が変わりません。
そのため、積み立て額が少ないとETFではドルコスト平均法の値段が高い時には少ない口数を買い、値段が安い時には多くの口数を買うという利点が活かせません。
ETFでの積み立て投資は資金力がある人向けであり、少額投資には不向きです。
自動の分配金再投資
配られた分配金をETFでは自分で再投資する必要があります。
さらに、ETFでは分配金を配る際に税金がかかります。
反対に投資信託では配られた分配金を税金が引かれることなく、再投資を自動で行ってくれます。
そのため、投資信託では放っておくだけで税金で減ることもなく複利の効果がドンドン働きます。
自動の定時定額買い付けサービス
さらに、投資信託は月の決められた日に一定額で投資信託を買い付ける、自動での積み立てサービスがあります。
対して、ETFもSBI証券やマネックス証券などETFの「定時定額買い付けサービス」があるところもありますが、ほとんどの証券会社では手動で積み立てる必要があります。
以上、「ドルコスト平均法がしやすい」「自動の分配金再投資」「自動の定時定額買い付けサービス」の3つの理由から積み立て投資をする際には「投資信託」が良いです。
ぜひ資産運用の参考にして下さい!
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