私の読んだ本の紹介~「イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質」」著:安宅和人

皆様、こんにちは!くーです。

今日は、コンサルをするならこれを読めと言われている名著「イシューからはじめよ」を読んだ感想について書きます。

この本の作者は以前に紹介した「シン・ニホン」の作者でもある安宅和人さんです。

この作者の本は大変、学びが多いです!

今回の「イシューからはじめよ」も大変勉強になる本でした。

仕事のHow to本かと思いきや、タイトルの通り本質に迫る本でした。

また、筆者が研究畑の経験もあるため研究にもあてはめて書かれております。

社会人になった後の仕事の取り組み方を勉するために読んだのですが、今の研究活動にも使える考え方がたくさんありました!

それでは、紹介します!

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私なりのまとめ

イシューという言葉は聞いたことはありましたが、しっかりと理解はしておらず定義もあいまいでした。

この本を読むことでイシューについて、ざっくりとわかりました。

イシューとは、「はっきりとした答えのない問題」のことでした。

これだけ聞くと、答えのない問題からはじめるってどういうことだと思われるかもしれません。

筆者が大事だと言っていることは価値のあるイシューを見極めて、自分なりに最善の方法で答えを出すということです。

答えのない問題の中でも何らかの答えを出すことによって価値が生まれる問いを考え、答えのないなりに様々な角度から考えることで明確な答えを出すことが必要だということです。

本文では、この考え方が最初に書かれており後の章でどのようにイシューを見つけるのか?どのように明確な答えを出すのか?、さらにそれをどのように伝えるか?ということが書かれております。

私の言葉よりも筆者の文で、ぜひ読んで欲しいのですが簡単に以下にまとめます。

イシューの見極め

イシューの見極めとはつまり、何に答えを出すべきなのかであり、そのためにはどのような分析が必要になるのかということである。

ここで必要なことや考え方は多々紹介されていたが、私がここで1番印象に残っていることは「イシューに対する仮説を言葉にする」ということです。

言葉にすることで、落とし込みの度合いがわかり、自分の理解度が測れます。

逆にこれが嫌で私はなぁなぁで済ますことが多かったのですが、良い仕事良い研究をするためにはしっかりと言葉にすることが大事だと改めて気付かされました。

仮説の検証と伝え方

イシューは大きなものだと、そのまま答えを出すのが困難だったりします。

そこでイシューを小さく分解して答えが出やすい「サブイシュー」というものを作り出します。

そして、このサブイシューを順番に答えることで最終的には最初のイシューに答えられるストーリーラインを組み立てる必要があります。

そして、このストーリーラインに従って各サブイシューに対する必要な検証や分析を考えることで絵コンテを作ります。

この絵コンテに従って、仮説に対する検証を進める。

そして、絵コンテに沿ってまとめることで伝える物ができるといった具合です。

ここでは、ざっくりと書いているため抽象的過ぎますが本文では各パートについて詳しく書いてあるので、ぜひ本文を読んでください!

ちなみに読んでいるときに私が1番思っていた質問である「このやり方では答えありきではないのか?」という質問にもちゃんと答えてくれております。

また、思っていた仮説とは違う結果が得られた時にどうするかもちゃんと書かれております。

読んだ感想

それでイシューは何?と人に尋ねたくなるほど良い本でした(笑)

与えられた設問にどう答えるのかではなく、設問の意図をくみ取り何を答えるべきなのかを考える必要があることに気づかされました。

今後の研究活動や仕事においても課題の設定を頭に入れて行わないといけないと痛感しております。

また、図解が多く視覚から理解しやすい内容が多かったのも高評価の1つです。

さらに、著名人の名言の引用による考え方の紹介があり、この考え方で成功した人がいるという証明になるうえに様々な名言が知れて楽しく読むことができました。

 


 

以上、「イシューからはじめよ」を読んだ感想でした。そろそろ電子書籍での読書にも慣れてきて、快適な読書姿勢が私の中で見つかりました!それは電子書籍を立てて置いて読むことです。持たなくてもいいって良いですよね(笑)。まだまだ習慣になるまで意識して読書を続けていこうと思います。

それでは、失礼します。

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