今回は、2012年に本屋大賞を受賞し、アニメ化や映画化もされた超人気作、三浦しをんさんの「舟を編む」を紹介します。
アニメを先に見ており、話しの内容はある程度知っていたのですが、それでもグイグイ読みたくなる本でした!
やはり、本屋大賞受賞作!期待を裏切らないですね~
前回読んだ小説に引き続き、“言葉”について考えさせられる本でした。
本書のデータ
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タイトル:舟を編む
著者:三浦しをん
出版社:光文社
ページ数:280
著者:三浦しをん
出版社:光文社
ページ数:280
【概要】
言葉への敬意、不完全な人間たちへの愛おしさを
謳いあげる三浦しをん最新長編小説。
【辞書】言葉という大海原を航海するための船。
【辞書編集部】言葉の海を照らす灯台の明かり。
【辞書編集者】普通の人間。食べて、泣いて、笑って、恋をして。
ただ少し人より言葉の海で遊ぶのがすきなだけ。玄武書房に勤める馬締光也。
営業部では変人として持て余されていたが、
人とは違う視点で言葉を捉える馬締は、
辞書編集部に迎えられる。新しい辞書『大渡海』を編む仲間として。定年間近のベテラン編集者、日本語研究に人生を捧げる老学者、
徐々に辞書に愛情を持ち始めるチャラ男、そして出会った運命の女性。個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。
言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく――。しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか――。<公式ページより>
言葉への敬意、不完全な人間たちへの愛おしさを
謳いあげる三浦しをん最新長編小説。
【辞書】言葉という大海原を航海するための船。
【辞書編集部】言葉の海を照らす灯台の明かり。
【辞書編集者】普通の人間。食べて、泣いて、笑って、恋をして。
ただ少し人より言葉の海で遊ぶのがすきなだけ。玄武書房に勤める馬締光也。
営業部では変人として持て余されていたが、
人とは違う視点で言葉を捉える馬締は、
辞書編集部に迎えられる。新しい辞書『大渡海』を編む仲間として。定年間近のベテラン編集者、日本語研究に人生を捧げる老学者、
徐々に辞書に愛情を持ち始めるチャラ男、そして出会った運命の女性。個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。
言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく――。しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか――。<公式ページより>
本書の感想
辞書編纂という題材
本書は、1つの辞書を15年かけて完成させる話です。
辞書と言えば、何を思い浮かべるでしょうか?
私は、小学生の時に国語辞典を使っていたことを思い出します。
あの分厚い辞書が、どのように作られていくのか。言葉の選び方や紙の性質、紙面スペースの使い方、装丁など辞書編纂に関する様々なものが描写されています。
あまり知られていない、辞書編纂の現場を楽しく知れます!
物語中の人間模様
そして、本書は4人の人間の視点で物語が進みます。
「辞書編纂に人生を捧げた定年間近のベテラン」、「言葉に対する独特な感性を持つため営業成績がよくない新入社員」、「言葉が軽い辞書編集部の中堅」、「花形部署から辞書編集部に異動になった若手社員」と個性豊かな登場人物が語り手になります。
辞書編纂を中心に置きつつ、個々の仕事への思いや仲間との友情、恋愛模様など個々人や人間関係も必見ポイントです!
「舟を編む」というタイトル
“辞書は、言葉の海を渡る船だ”と文中にあります。
ここから、編纂される辞書の名前は『大渡海』です。
これを読んだときに、スッキリし同時に感動を覚えました。この感覚をぜひ味わって欲しいです!
また、言葉の定義や深みのようなものを考える良い機会にもなりました~。
本だけでなく、アニメも良かったのでぜひご視聴下さい!
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